TENMON JITEN

カタカムナ第6首とは|諸相を根本へ戻す歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第6首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第6首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.63
カタカムナ第6首
カタカムナ事典
正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

主題:

原文

ソ ラ ニ モ ロ ケ セ ユ ヱ ヌ オ ヲ ハ エ ツ ヰ ネ ホ ン
カ タ カ ム ナ

正規化

ソラニモロケセユヱヌオヲハエツヰネホンカタカムナ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第06首は、第05首でカタチサキとして形の先端が咲いた後、その形がソラに置かれ、モロケセユヱヌオヲハエツヰネホンとして諸相・氣瀬・結縁・起終・発し・枝分かれ・井根・本へ展開し、最後にカタカムナへ帰着する歌である。
第05首は「形の発芽」であり、第06首は「空に諸相を広げ、根本へ戻す歌」である。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、五十連は天地自然の音であり、神の戻である。また、文字なき時の学は布斗麻邇の御戻に卜相して、五十連十行の形仮名によって神代の旧辞を解く法則である。
第06首は、五十連の諸音が一連に置かれている首である。ここでは、個別語の意味だけでなく、音列そのものを、天地水火の展開順として読む必要がある。
ソラは空であり、空虚ではない。火水がまだ固定形になる前の広がりである。そこにモロ、諸相が置かれ、ケセ、氣の瀬が走り、ユヱ、結縁が生じ、ヌ、内に貫き、オヲ、起終の二極を取り、ハエ、発して枝分かれ、ツヰ、続いて井へ入り、ネホン、根本へ至る。
中心図象が印のミタマであるため、この展開は散乱ではない。四方八方へ開きながら、最後に中心の根本へ戻る。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
ソラ 空・広がる場 ākāśa / kha 空間・虚空
モロ 諸・多相 bahu / viśva 多・全体世界
氣・分化の気配 prāṇa / vāyu 生命氣・風
瀬・流れ・接点 srotas / setu 流路・橋
結ぶ・湧く yuj / utsa 結合・湧出
縁・回り・反照 āvṛtti / pratītya 回転・縁起
貫く・内に入る nī / anu 導く・従う・内在
起きる・奥 ud / ojas 起動・生命力
収める・終極 ava / anta 下降・終端
発する・開く ha / sphu / prāṇa 発声・息吹
枝・得る・現れる eti / āyati 来る・伸びる
続く・津・凝り saṃtati / tīrtha 継続・渡し場
井・居・中心水 ambhas / āśraya 水場・座
根・音の根 mūla / nāda-bīja 根源・音種
ホン 本・火の根 mūla / bīja 根本・種子
カタカムナ 潜象が形と名へ成る総名 nāma-rūpa / kāma 名形化する潜象原理

句ごとの真相解読

ソラニモロ

ソラは、空である。しかしここでの空は何もない虚無ではなく、火水がまだ固定形に閉じない広がりである。
モロは諸であり、多相である。
ソラニモロとは、空の広がりの中に、諸相が現れ始めることを示す。

ケセ

ケは氣であり、セは瀬・流れである。
ケセとは、空に現れた諸相の中を、氣の流れが走ることをいう。瀬は水の流路であるが、ここでは火水の流路であり、氣が通る筋である。

ユヱ

ユは結ぶこと、湧くこと。ヱは縁であり、回りである。
ユヱとは、諸相と氣の流れが互いに結び、縁起の網を作ることをいう。
サンスクリットでは yuj、結び、pratītya、縁起、āvṛtti、回転に照合できる。

ヌオヲ

ヌは内へ貫くこと。オは起きること、奥。ヲは終極・収めである。
ヌオヲとは、結縁した水火が内へ貫き、起点と終点を持つことをいう。
ここで初めて、ただ広がる場が、始まりと終わり、奥と収束を持つ。

ハエ

ハは発すること。エは枝のように伸びること。
ハエとは、火水が発して枝分かれし、形の方向性を持つことである。
第05首のカタチサキで形の先端が咲いたが、第06首ではその先端がさらに枝分かれしていく。

ツヰ

ツは続くこと、津であり、ヰは井である。
ツヰとは、発した流れが続き、水の中心場である井へ入ることをいう。
これは外へ広がった枝が、ただ散るのではなく、また中心水へ戻る過程である。

ネホン

ネは根。ホンは本である。
ネホンとは、根本であり、音の根、火水の根、言戻の根である。
第06首は、空に諸相を開きながら、最後に根本へ戻る。

カタカムナ

最後にカタカムナが置かれる。
これは、空に諸相が広がり、氣瀬が走り、結縁が生まれ、起終を取り、発し、続き、井へ入り、根本へ戻った全過程が、カタカムナであることを示す。

真相訳

空の広がりに、諸相が現れる。
そこに氣の瀬が流れる。
流れは結ばれ、縁となる。
縁は内へ貫き、起点と終点を持つ。
火水は発し、枝分かれし、続いて井へ入る。
そして根本へ帰る。
この全過程が、カタカムナである。

天聞アーク的再構成訳

第06首は、形が咲いた後、その形が世界へ広がり、根本へ帰る歌である。
ソラ。
まだ閉じていない広がり。
そこにモロ、諸相が生まれる。
ケセ、氣の瀬が流れる。
ユヱ、結びと縁が起こる。
ヌオヲ、内へ貫き、起きて、収まる。
ハエ、発して枝分かれする。
ツヰ、続いて井へ戻る。
ネホン、根本へ至る。
そして最後に、カタカムナ。
これは、空から諸相へ、諸相から根本へ戻る全循環の名である。

最終裁定

第06首は、空に諸相を開き、氣の瀬・結縁・起終・発枝・井・根本を経て、カタカムナへ帰る歌である。
一首の核:
カタチサキで咲いた形は、ソラに諸相として展開し、氣瀬と結縁を通って、井と根本へ戻る。この展開と帰還の全体がカタカムナである。

接続

第05首 = 数霊循環・胸奥の言事・形の発芽。
第06首 = 空への展開・諸相化・根本回帰。
第07首 = 根本へ戻ったカタカムナが、マカタマ・アマノミナカヌシ・タカミムスヒ・カムミムスヒ・ミスマルノタマとして、中心霊核と二産霊へ展開する。

前後の首

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