TENMON JITEN

カタカムナ第66首とは|水分を産霊へ結ぶ歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第66首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第66首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.183
カタカムナ第66首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

カム ナカラ ミツハ ワク ムス マカ タマ ノ アキ カタ フマリ ツ ツ ウミ ノ
アナ トヨ フツ フミ ハマリ カム ナカラ ミツハ ワク ムス
ミソテ マク カラミ ミカ ハヤヒ

正規化

カムナカラミツハワクムスマカタマノアキカタフマリツツウミノアナトヨフツフミハマリカムナカラミツハワクムスミソテマクカラミミカハヤヒ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第66首は、第65首で身中大神へ戻った水火が、天水を招き、分け止めの道で豊かに積まれ、淡霊女水と安正中を経て、谷先の雷響となり、天魂の根へ結ばれた後、その天魂根の水火を、カムナカラとして潜象の法のまま通し、ミツハワクムスとして水分を湧かせ産霊へ結び、マカタマノアキとして大いなる霊核の明きを開く歌である。
さらに、カタフマリツツウミノアナで形が太く丸まりながら海の穴・内奥へ入り、アナトヨフツフミハマリで内穴の豊かな太踏みが浜・端へ嵌まり、再びカムナカラミツハワクムスとして水分産霊を反復し、ミソテマクカラミ・ミカハヤヒによって、御十手・三十手の巻き絡みと水火の速火へ進む。
第65首 = 天招き・天水分け止め道・豊カム積み・淡霊女水・安真分け積み・谷先雷響・天魂根。
第66首 = 水分産霊・大霊核の明き・形丸まり海穴・豊太踏み・巻き絡み・水火速火。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、天地の火水は一に凝り、二に分かれ、息・音・言戻・形へ現れる。水火は身体の内奥、海、穴、血脈、手足、火氣の速さにも同じ法則で働く。
第66首では「ミツハワクムス」が二度現れる。これは水の分けを湧かせ、産霊へ結ぶ働きが、前半と後半で反復されることを示す。第39首にもミツハワクムスが現れたが、第66首では、天魂根を受けた後の、より内奥・身体運用的な水分産霊である。
「ウミノアナ」「アナトヨ」は、外界の海穴であると同時に、身体内の水火の穴、胎内、血脈、内奥の空洞である。そこへ形が丸まり、踏み、嵌まり、巻き絡むことで、水火は速火へ変換される。
中心図象が印のミタマであるため、この首では、水分・穴・海・手・絡み・速火を、正中に通る生命運用として読む。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
カムナカラ 潜象の法のまま kāma / ṛta / svabhāva 本性のまま流れる創造衝動
ミツハ 水分・水の女 āpaḥ / ambā / vibhāga 水・母水・分化
ワク 分け・湧く vibhāga / utsa 分化・湧出
ムス 結び・産霊 yuj / sambhava / bandha 結合・生成
マカタマ 大いなる霊核 mahā / bindu / maṇi 大・種子点・霊珠
アキ 明き・開き jyotis / āloka 光・開き
カタ 形・型 rūpa / kṣetra 形態・場
フマリ 踏み丸まり・太く丸まる pada / maṇḍala / granthi 足・円環・結節
ツツ 筒・通路 nāḍī / nāla / srotas 管・流路
ウミ 海・母水 samudra / āpaḥ 大海・水原理
アナ 穴・内奥・空洞 guhā / kha / bila 洞・空・穴
トヨ 豊かに満ちる pūrṇa / bhūri 充満・豊穣
フツ 太く裂き開く sphuṭ / cheda / bheda 破開・切断
フミ 踏み・足場化 pada / krama 足・歩み・順序
ハマリ 嵌まり・浜に定まる bandha / taṭa / pratiṣṭhā 結合・岸・定置
ミソテ 御十手・三十手・多手 kara / hasta / daśa 手・十・操作
マク 巻く・包む āvṛtti / maṇḍala 回転・円環
カラミ 絡み・結節 granthi / bandha / yuj 結節・結合
ミカ 水火・三日・身火 āpaḥ / agni / tri 水・火・三相
ハヤヒ 速火・速い日火 āśu / agni / tejas 速さ・火光

句ごとの真相解読

カムナカラミツハワクムス

カムナカラは、潜象の法のままに通ること。ミツハは水分・水の女、ワクは分け湧く、ムスは産霊である。
カムナカラミツハワクムスとは、潜象の法のまま、水分が湧き分かれ、産霊へ結ばれることをいう。
第65首で天魂根へ結ばれた水火が、第66首で再び水の分けとして湧く。

マカタマノアキ

マカタマは大いなる霊核、アキは明き・開きである。
マカタマノアキとは、大霊核の明きであり、中心に凝った霊核が光として開くことを示す。

カタフマリツツウミノアナ

カタは形、フマリは踏み丸まり、ツツは通路、ウミノアナは海の穴・内奥である。
形は外へただ広がるのではなく、踏み丸まり、筒状の通路を通って海の穴へ入る。これは、水火が身体内の深い通路へ入る構造である。

アナトヨフツフミハマリ

アナトヨは、豊かな穴・内奥が満ちること。フツは太く裂き開くこと、フミは踏み、ハマリは嵌まりである。
アナトヨフツフミハマリとは、内奥の穴が豊かに満ち、太く開かれ、踏まれ、定位置へ嵌まることをいう。

カムナカラミツハワクムス

同じ句が繰り返されることで、前半で内奥へ入った水火が、後半で再び水分産霊として発動することを示す。
これは反復ではなく、内奥化後の再産霊である。

ミソテマクカラミ

ミソテは御十手・三十手・多くの手の働きである。マクは巻く、カラミは絡むことである。
ミソテマクカラミとは、多くの手・操作・働きが、巻き込み絡み合うことを示す。身体では手足や神経網、場では多方向の働きの結節である。

ミカハヤヒ

ミカは水火・三相の火水、ハヤヒは速火である。
ミカハヤヒとは、水火が速火として走ることをいう。内奥で巻き絡んだ水火は、最後に速い火氣として発動する。

真相訳

潜象の法のまま、水分は湧き、産霊へ結ばれる。
大いなる霊核が明く。
形は踏み丸まり、筒を通って海の穴へ入る。
内奥の穴は豊かに満ち、太く開き、踏まれ、嵌まる。
再び水分は湧き、産霊へ結ばれる。
多くの手の働きは巻き絡み、
水火は速火となって走る。

最終裁定

第66首は、ミツハワクムスで水分産霊を起こし、マカタマノアキで大霊核を開き、カタフマリツツウミノアナで形を海穴の内奥へ通し、アナトヨフツフミハマリで内奥を満たして定置し、再度ミツハワクムスで水分を発動し、ミソテマクカラミ・ミカハヤヒで多手の巻き絡みから速火へ変える歌である。
一首の核:
天魂根を受けた水火は、水分産霊として湧き、大霊核を開き、海穴の内奥へ入り、多手の巻き絡みを経て速火として発動する。

接続

第65首 = 天招き・天水分け止め道・豊カム積み・淡霊女水・安真分け積み・谷先雷響・天魂根。
第66首 = 水分産霊・大霊核の明き・形丸まり海穴・豊太踏み・巻き絡み・水火速火。
第67首 = この水火速火を受け、さらに心身水火・言事・現象化の次段階へ進む。

前後の首

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