TENMON JITEN

カタカムナ第63首とは|胸水火を心瀬へ流す歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第63首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第63首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.177
カタカムナ第63首カタカムナ事典正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

原文

ヘ サ カル カ ム ミ ウ ツ シ ツミ ム ネ ニ タ ナ マタ
オ ク ソ キ タナ コ コロ ノ セ

正規化

ヘサカルカムミウツシツミムネニタナマタオクソキタナココロノセ

中心図象

印のミタマ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 印のミタマ
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第63首は、第62首で頭原へ整えられた水火が、多相の地力として写し積まれ、左右火水へ分けられ、棚膜の間で調整され、明き津の女水に受けられた後、その調整された水火を、ヘサカルとして辺・端から裂き分け、カムミウツシツミとして潜象の神身を写し積み、ムネニタナマタとして胸に棚と股・分岐を置き、オクソキタナとして奥底の氣と棚を整え、最後にココロノセとして心の瀬へ流す歌である。
第62首 = 八種厳地力・写し積み・左右水火分け・棚中火間・明津女水。
第63首 = 端裂き・神身写し積み・胸棚分岐・奥底氣棚・心の瀬。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、人は小天地であり、天地の水火は人の息・胸・腹・心・血・土に同じ法則で現れる。火水は息となり、音となり、言戻となり、身体の各場へ写される。
第63首では、外界国土よりも身体内部、とくに胸と心の瀬が中心になる。第62首で棚膜の間と明き津女水が置かれたため、第63首ではその水火が胸の棚、胸の分岐、奥底の氣へ移される。
カムミウツシツミとは、潜象の神身が写され、積みとして身体内へ置かれることである。ムネニタナマタは、胸に棚と分岐を持つことであり、感情・呼吸・心臓中心の水火が整理される段階を示す。
中心図象が印のミタマであるため、この首の働きは、胸の中で水火を乱すのではなく、端を裂き、写し積み、棚と分岐を置き、奥底の氣を整えて、心の瀬へ流すことにある。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
辺・端・方向 tīra / paridhi 岸辺・周縁
サカル 裂き分かれ・盛る vibhāga / vikāsa 分化・発展
カムミ 潜象の神身 garbha / kāma / deha 胎蔵・潜在身
ウツシ 写し・現し pratibimba / ābhāsa / rūpa 反照・現象化
ツミ 積み・凝り sañcita / granthi 蓄積・結節
ムネ 胸・心臓中心 hṛdaya / vakṣas 心・胸
タナ 棚・層・保持場 ālaya / kośa / paṭa 蔵・層・布
マタ 股・分岐・また再び bheda / śākhā / punaḥ 分岐・枝・再起
オク 奥・内奥 antara / guhā 内奥・洞
ソキ 底の氣・削ぎ出す力 mūla / śakti / cheda 根底力・切開力
ココロ 心・火水の凝り citta / hṛdaya 心・心臓中心
瀬・流れの境 srotas / setu 流路・橋

句ごとの真相解読

ヘサカル

ヘは辺・端・外縁であり、サカルは裂き分かれ、盛ることを示す。
ヘサカルとは、辺から裂き分かれ、端の水火が次の方向へ盛り開くことをいう。第62首の左右火水分けを受け、ここでは端から胸の内部へ分岐が入る。

カムミウツシツミ

カムミは潜象の神身、ウツシは写し、ツミは積みである。
カムミウツシツミとは、潜象の神身が身体内へ写され、積みとして置かれることをいう。
これは神身が観念に留まらず、胸・心・氣の層へ実装される段階である。

ムネニタナマタ

ムネは胸、タナは棚・層、マタは分岐・股である。
ムネニタナマタとは、胸の内に水火を保持する棚と、そこから分かれる分岐が置かれることを示す。
胸はただ感情が起こる場所ではない。天地水火を受け、層化し、分岐させる中枢である。

オクソキタナ

オクは奥、ソキは底の氣・削ぎ出す力、タナは棚である。
オクソキタナとは、胸や心の奥底にある氣を削ぎ出し、棚として整えることをいう。
深部の水火は放置すれば濁りや滞りになるが、正しく棚に置かれることで、次の心の流れへ整えられる。

ココロノセ

ココロは心、セは瀬・流れの境である。
ココロノセとは、心の瀬であり、心の中で水火が流れる境界である。
胸の棚・奥底の氣が整うことで、心は淀みではなく、瀬として流れる。

真相訳

端から水火は裂き分かれ、次の方向へ盛る。
潜象の神身は、身体内へ写され、積みとなる。
胸には棚と分岐が置かれる。
奥底の氣は削ぎ出され、棚として整えられる。
そして心は、瀬となり、
水火が流れる境へ変わる。

最終裁定

第63首は、ヘサカルで端の水火を裂き分け、カムミウツシツミで神身を胸内へ写し積み、ムネニタナマタで胸の棚と分岐を作り、オクソキタナで奥底の氣を整え、ココロノセで心を流れる瀬へ変える歌である。
一首の核:
明津女水に受けられた水火は、胸の棚と奥底の氣へ写し積まれ、心の瀬として流れ始める。

接続

第62首 = 八種厳地力・写し積み・左右水火分け・棚中火間・明津女水。
第63首 = 端裂き・神身写し積み・胸棚分岐・奥底氣棚・心の瀬。
第64首 = この心の瀬を受け、さらに心身水火・言事・現象化の次段階へ進む。

前後の首

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