TENMON JITEN

カタカムナ第11首とは|天人魂の凝りを読む歌

KATAKAMUNA UTAHI / CANON VISUAL
カタカムナ第11首 図象符 - KATAKAMUNA V7 正典出版校正版
第11首 図象符|正典出版校正版 V7 / PDF p.73
カタカムナ第11首
カタカムナ事典
正典+天聞構造解読
正典確認済

PDF画像配置順に基づく正典校正済み。

主題:言の屋根・息土の輪・天人魂・読み分けの成立

原文

イハ フトヤ ネ イキ ツチ ノ ワ カタ カムナ アマ ノ ヒト タマ
カミ サキ サトリ ニナ タマ ノ ワケ ツミ イキ コト マリ ノ ワケ ヨミ

正規化

イハフトヤネイキツチノワカタカムナアマノヒトタマカミサキサトリニナタマノワケツミイキコトマリノワケヨミ

中心図象

ツルキ

解読ステータス

  • 原文確認: PDF画像配置順に基づく正順
  • 中心図象: 剣
  • 解読方式: 言霊秘書の水火・五十連・言戻法則 × サンスクリット音義照合
  • 裁定: 語源断定ではなく、音義・法則・真言構造の照合として扱う

主題

第11首は、第10首でオノコロシマという生成場が立った後、その場にイハフトヤネとして言の屋根をかけ、イキツチノワとして息と土の輪を結び、カタカムナをアマノヒトタマとして人の内に宿す歌である。
後半では、カミサキサトリによって神性の先端を悟りとして開き、ニナタマノワケで霊核を二化し、ツミイキ・コトマリノワケヨミとして、息と言事に積もった凝りを読み分ける。
第10首 = オノコロシマ生成。
第11首 = 言の屋根・息土の輪・天人魂・読み分けの成立。

言霊秘書との整合

言霊秘書では、人は小天地であり、人間胎内にも天地と同じ火水がある。火水は息となり、息は音となり、音は言戻となる。
この法則から見ると、イキツチノワは生命氣と地体の結合である。息だけでは浮き、土だけでは沈む。息と土が輪をなすことで、天の火水は人の身に宿る。
中心図象が剣であるため、第11首では、混ざったものをそのまま受けるのではなく、霊核・息・言事の凝りを切り分け、正しく読む働きが重要になる。

サンスクリット音義照合

言霊法則 サンスクリット照合 裁定
イハ 岩・言の固まり śilā / gir / vāc 堅固な言場
フト 太く大いなる bṛhat / sthūla 大なる覆い
ヤネ 屋根・覆い根 chandas / āvaraṇa 覆い・天蓋
イキ 息・生命氣 prāṇa 呼吸・生命力
ツチ 土・地の凝り pṛthivī / bhūmi 大地・身体地場
輪・和 cakra / yoga 輪・結合
アマノヒトタマ 天の人魂 ātman / puruṣa / jīva 天性を宿す人魂
カミサキ 神性の先端 śakti / agra 発現力・先端
サトリ 差取り・悟り prajñā / smṛti 智慧・記憶知
ニナ 二化・担う dvi / nī / nāma 二分・担う
タマノワケ 霊核の分化 ātman / bindu / viveka 霊核識別
ツミ 積み・凝り sañcita / granthi / mala 蓄積・結節
コトマリ 言事の凝り vāc / artha / granthi 言事の結節
ヨミ 読み・黄泉 veda / jñā / yama 読知・境界知

句ごとの真相解読

イハフトヤネ

イハは岩であり、同時に言の固まりである。フトは太く大いなる根源の息、ヤネは覆い守る屋根である。
イハフトヤネとは、生成場の上に、堅固な言の屋根を立てることをいう。オノコロシマが生成場なら、この句はその場を守る天蓋である。

イキツチノワ

イキは息・生命氣、ツチは土・身体地場、ワは輪・和である。
イキツチノワとは、天の息と地の身体が輪を成すこと。人は天の息だけでも、地の土だけでも成立しない。息と土が循環して、はじめて小天地となる。

カタカムナアマノヒトタマ

カタカムナは、潜象が形と名を得る総名である。アマノヒトタマは、天の人魂である。
ここでは、カタカムナが外界の生成法則に留まらず、人の中に天性の霊核として宿る。

カミサキサトリ

カミは火水の神性、サキは先端・咲き・裂き、サトリは差を取り、理を明らかにすること。
カミサキサトリとは、神性の先端が開き、現象の差を明らかにして智慧となることである。

ニナタマノワケ

ニナは二化し、担うこと。タマノワケは霊核の分化である。
一つのタマが、水火・陰陽・内外の働きを担うために二化される。これは分裂ではなく、生成のための識別である。

ツミイキコトマリノワケヨミ

ツミは積み、凝り、偏り。イキは息。コトマリは言事の結節。ワケヨミは読み分けである。
息に積もった偏り、言事に凝った結節を、剣の働きによって読み分ける。ここに第11首の中心図象である剣の意味がある。

真相訳

言の岩屋根が立つ。
息と土は輪を成す。
カタカムナは、天の人魂として宿る。
神性の先端は悟りとして開き、
霊核は二化して働きを担う。
息に積もった凝り、言事に結ばれた凝りを、
剣の智慧で読み分ける。

最終裁定

第11首は、生成場に言の屋根と息土の輪を立て、カタカムナを天の人魂として宿し、その後、神性・霊核・息・言事の凝りを剣で読み分ける歌である。
一首の核:
オノコロシマに、言場・息土・天人魂が立ち、剣の読み分けによって人の内なるカタカムナが始動する。

接続

第10首 = 正中回転とオノコロシマ生成。
第11首 = 言の屋根・息土の輪・天人魂・読み分けの成立。
第12首 = 人魂の内側に、生命の文・神身と明き玉・青赤の心・御言の花・言道・歌示しが整えられる。

前後の首

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