カタカムナを読み解く

カタ カム ナ ではないカタカムナ

『カタカムナ』という意味は、カタ(陰 見えるモノ=肉体・物質)とカム(陽 見えないもの=エネルギー)は ナ(その中心で統合している。という意味になるというのが現在での一般的なカタカムナの理解となっているが、言靈によりさらに。『カタカムナ』という実態がより鮮明に見えてきた。
カタカムナという言葉は現在では、カタ カム ナ と区分されて読み解かれている。

しかし、私はカタカムナと古事記の連動から高皇産霊神と神皇産霊神を統べる天之御中主神の造化三神のことを現している言葉だということからカタカムナの中にタカミムスヒとカムミムスヒを探した。

カタカムナの中にカムミムスヒの「カム」はあるのになぜタカミムスヒだけ「カタ」というように入れ替わっているのかが疑問になった。そして下をうつむき考え込み、再び見上げた時に
カ タカ ム ナ と見えた。そのときタカミムスヒがしっかりと目に入ったのだ。
中央からタカミムスヒとカムミムスヒが外に向かっている構造と、タカを囲むようにカムが配置されていることに気づいたのだ。まさしくタカミムスヒとカムミムスヒが与みあいアメノミナカヌシとなる立体的な構造に驚いた瞬間だった。
絡み合う二柱の構造と三つ目に見えた構造は、カタ カムナだった。
カ・・・カムミムスヒ

タ・・・タカミムスヒ

カ・・・搦み

ム・・・渦巻き

ナ・・・与みあう

カムミムスヒ、タカミムスヒ 搦み渦巻き与みあう 天之御中主神

カムミムスヒ タカミムスヒ

『古事記』に

カミムスヒノカミとは「搦み結ぶの火水」と云うことであって、要するに火が水に搦み結べば水はまた火を搦み結ぶという御名である。火起これば、水直ちに起こる。両神の水火の搦むは、父母の水火が搦み搦むことで尊き御伝で、御靈の御形を拝して知るべきである。

その水火の搦み回る形を模して文字としたものが「形仮名(カタカナ)」だ。まさしくカタカムナからカタカナが生まれ、カタカムナとはカミムスヒノカミとタカミムスヒノカミが搦み結ぶアメノミナカヌシノカミを象徴しているということがわかる。